「pips計算って難しくないですか?」
「計算苦手なんですが私でもできますかね?」
「1pipsの価値と損益の計算方法を教えてください」
このように悩んでいませんか?
XMTrading(エックスエムトレーディング)でトレードをするならpipsについて理解していないと損益やスプレッドなどの重要な情報を読み取ることができません。でも中には「数字が苦手」という方がいらっしゃるかもしれません。
そんな人でも大丈夫です!
きちんと知識を頭に入れておけば、「今月は〇pips取れそうだな」・「〇pipsだから〇ロットで取引しよう」など自然と判断ができるようになります。
そこでこの記事では
- pipsとは何を表しているのか
- 1pipsの価値と損益の計算方法
- CFDのpipsの計算方法
計算が苦手な方でも計算できるようにわかりやすく解説していきますので、pipsの計算ができるようになりたい方は、ぜひ参考にしてみてください!
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pipsって何?
「pips」と聞くけど、よくわからないよという方もいらっしゃるかもしれません。
pipsとは、トレードされている通貨の最小単位または1%のことをいいます。
本当は2以上の数字をpips・1だとpipと言うのですが、現在はどの数字でもpipsで統一されて使われているのでpipsで問題ありません。

円・ドル・ユーロなど色々な通貨が取引されているなかで、分かりやすいようにpipsで合わせているんですよ。
1pipsはクロス円(※)であるか・ないかで判断します。
※クロス円とはクロス円とは、米ドル以外の外国通貨と円の組み合わせ通貨ペアをいい、クロス円の代表的な通貨ペアに、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円などが挙げられます。
【クロス円】
1pips=1銭=0.01円【円を含まない通貨ペア】
1pips=0.01セント=0.0001ドル
クロス円の場合は小数点が2ケタ、円を含まない通貨ペアの場合は小数点が4ケタさがると覚えておくと便利です。



円は1円の1%、海外の通貨は1セントの1%ですね
例えばUSD/JPYで取引をしたとします。


107.76でエントリーをして決済が107.96なのでこの場合は20pips取れたことになります。
海外の通貨の場合も同じで、例えばEUR/USDで1.0825でエントリー・1.0845で決済をしたら20pips取れたということです。
動いたpips=決済レート-エントリーレート
pipsの最小単位
チャートを見た時、pipsの最小単位は数字の1番右端だと勘違いする人がとても多いですが、そうではありません。


クロス円は小数点2ケタ・その他通貨ペアは4ケタ下がるので、赤線を引いた部分でpipsを読み取ります。
低スプレッドであることをアピールするために、XMだけじゃなくほとんどの業者が最近では小数点第3位まで表示させるようになっているのです。
1pipsの価値は?



1pipsっていくらのことですか?
だれもが持つ疑問ですが、1pipsの価値は固定されているのではなく取引量によって変わってくるのでトレード内容によって差があります。
例えばUSD/JPYで取引をした場合
10通貨:1pips=0.1円
100通貨:1pips=1円
1,000通貨:1pips=10円
10,000通貨:1pips=100円
100,000通貨:1pips=1,000円
取引量によって1pipsの価値にこれだけの差が出るのです。
取引量とpipsの関係については、「ロット計算をシュミレーション!XMの1ロットの価値や必要証拠金が簡単に分かる!」で詳細を解説しているので参考にしてみてください↓


動いたpipsから損益を計算してみよう
分かりやすいように例をあげてpipsの利益計算をシュミレーションしてみます。
FXではトレードスタイルによって1日に獲得できるpipsの平均がちがうので、デイトレード・スイングトレードを目安に計算してみました。
【獲得pipsの平均】
デイトレード | 数pips~数十pips |
スイングトレード | 100pips~500pips |
スキャルピング | 1pips以下~数pips |
計算の仕方は以下の通りです。
①動いたpipsを求める
②1pipsあたりの損益を求める
③損益を計算する



XMにはpips計算機も搭載されているから計算に自信の無い方はFXピップ値計算ツールをチェックして下さいね。
クロス円の通貨ペアで取引
【USD/JPYを10,000通貨取引した場合】
レート:107.65円
決済:107.95円
①107.95円-107.65円=0.30円=30pipsの利益
②10,000通貨×0.01で1pipsの損益は100円
③30pips×100円=3,000円で10,000通貨取引した時の利益は3,000円
ドルストレートの通貨ペアで取引
【EUR/USDを10,000通貨取引した場合】
レート:1.0764
決済:1.0864
①1.0864-1.0764=0.0100ドル=100pipsの利益
②10,000通貨×100pips×107.95(ドル円のレート)=10,795円の利益



ドル円が絡んでいない時は、損益計算の時にドル円のレートをかける必要がありますよ
CFDのpips計算のやり方
XMは豊富なCFD銘柄があることが強みですが、pipsの読み取り方や計算方法が違うので間違えないようにしなければいけません。
例えば人気が高いGOLDは基軸通貨がドルと決まっているので、小数点で判断するのではなく、下1ケタの数が1pipsになります。


画像の時のレートで言うと【1724.44-1723.56=0.88】となり、8pipsの損益が出る計算になります。



CFDは取引をする前にpips計算の方法を調べておいた方がいいかもしれないですね
pipsからスプレッドも計算できる
XMはスプレッドが広めというのはよく聞く話ですが、実際にどのくらいの取引コストがかかるのか気になっている人も多いはずです。
pipsが頭に入っていれば、コストも簡単に見えるようになりますよ!
XMのスプレッドの詳細については「XMのスプレッドは広すぎ?広がりやすい時間帯や平均・最小スプレッドなどを追及」でも紹介しています。こちらもあわせて参考にしてみてください!


では実際にシュミレーションをして、pipsから取引コストを計算してみます。
【USD/JPY:スプレッド1.8pipsで100,000通貨でエントリー】
1.8pips(0.18円)×100,000通貨=1,800円
【EUR/JPY:スプレッド3pipsで40,000通貨でエントリー】
2.3pips(0.23円)×40,000通貨=920円
【AUD/USD:スプレッド2.1pipsで200,000通貨でエントリー】
3pips(0.0003ドル)×200,000通貨=60ドル
円換算が必要なので107円とすると60×107=6,420円
【USD/TRY:スプレッドが55pipsで100,000通貨でエントリー】
55pips(0.0055TRY)×100,000通貨=550TRY
円換算が必要なので15円とすると550×15=8,250円
pipsからコストを計算すると、取引ロット数によって大きく差が出ることが分かります。
これだけのコストがかかるならXMより他社が良いようにも思えますが、最大レバレッジが888倍と高いので証拠金がその分少なく済むことを考えると妥当かなと感じます。
損切りにpipsを使わない
最後にXMでpips計算をする時の注意点として、損切りにはpipsを使わないように!ということを覚えておいてください。



〇pipsで損切りは固定しましょう!
というスタイルで取引をしてしまうと、かなりの確立で損失を出してしまいます。
相場は毎回同じではなく動いていますよね。ようするに、エントリーしたポイントによって損切りのpipsはちがうということです。
損切りpipsは損切りで固定せずに、許容損で決めるのが正解です。
許容損(損切り)の目安
許容損の目安はリスクを大きくしないためにも、最大でも資金の2%までにするのが理想です。
では実際に損切りラインを決めてみましょう。
自己資金:100万円で取引をする場合
エントリーしたポイントと損切りまでが8pips
資金の2%に損失を抑えるには…
100万円の2%=20,000円
エントリーしたポイントから損切りまで8pipsなので160,000
160,000通貨までの取引なら許容損に抑えられ、ハイリスクトレードを回避できます。



pips×取引通貨量=許容損の式から損切りの幅は決めましょう!
XMのトレーダーだけじゃなく勝ちトレーダーと呼ばれている人は、このように計算をして取引ロットを決めエントリーしています。
できるだけ損失の回避をするためにはpipsで損切りを決めずに、許容損を使うと覚えておいてください。
XMのpips計算ツールを使うのもひとつの手!


XMにはpips計算ツールというものも用意しています。
pipsの計算以外にも証拠金計算やスワップポイント計算なども無料で利用できるため、数字に弱い方にはおすすめです。
とはいえ、FXをする上でこれらの計算は正確でなくてもなんとなくわかるぐらいにはなっていたほうが良いため、利用しながら感覚を掴んでいきましょう。(XMのpips計算ツールを使ってみる)
XMのpips計算のまとめ


今回は「【XMのpips計算】1pipstとは?その価値が分かれば損益やスプレッドが見える!」について紹介しましたがいかがだったでしょうか?
XMのpips計算についてもういちどおさらいしておきましょう。
- 1pipsの値幅はクロス円が小数点第2位、ドルストレートが第4位
- pipsは決済レート-エントリーしたレートで計算
- ドルストレートのpipsから損益を出す時は最後に円換算が必要
- CFDは銘柄ごとにpips計算の方法がちがう
- pipsは同じでも取引通貨量で利益やコストが変わる
- pipsを損切りに使わない
効率よく取引をするための理想は少ない証拠金でできるだけ多くpipsを稼ぐことです。
最初は難しいかもしれませんが投資効率を上げて実力のあるトレーダーを目指すためにも、pipsには慣れておくことをおすすめします。



pips計算は慣れてしまえばpips計算ツールもいらなくなりますよ
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