「移動平均線って何ですか?」
「移動平均線の使い方を教えてください」
「移動平均線の種類とかってあるんですか?」
XMTrading(エックスエムトレーディング)のMT4・MT5で引くことができる移動平均線。
認知度は高く愛用者も多いトレンド分析の代表的存在となっています。
移動平均線があればトレンドや売買シグナルを読み取ることができるのですが、使い方や活用方法が分からない人もいるようです。
今回は移動平均線の基礎知識とXMの取引で活用する方法をご紹介します。
- 移動平均線の種類や読み取れる情報
- 移動平均線の引き方・使い分け方
- 売買シグナルを読み取る方法
相場のトレンドをつかめるようになりたい方は、ぜひ参考にしてみてください!
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XMのMT4・MT5に移動平均線を引く方法
MT4・MT5に移動平均線を引く方法はとても簡単で、初心者で慣れていない人でも数分あれば完了させることができます。
「表示」から「ナビゲーター」を開く
まずMT4・MT5から移動平均線を引きたいチャートを開き、表示からナビゲーターを選択します。
「Moving Average」をクリックする
ナビゲーターを開くとズラッとメニューが表示されるので、インジケーターからトレンドを表示させて最後に「Moving Average」をダブルクリックしてください。
移動平均線の設定をする
移動平均線の設定画面が開かれたはずです。ここで3つの重要な設定を行います。
①期間:表示させる期間
②種別:移動平均線の種類
③スタイル:線の色
設定をしてOKをクリックすれば移動平均線がチャート上に表示されます。
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XMの移動平均線を表示させる期間
移動平均線の期間はこれがおすすめ!という設定はありません。
自分が分析が行いやすい期間に設定すればいいのですが、基本的に短期・中期・長期の3パターンに分類されます。
移動平均線の種類 | 期間 |
短期移動平均線 | 5・7・10・14・25など1ヵ月以内 |
中期移動平均線 | 50・75など2~3ヵ月 |
長期移動平均線 | 100・200など半年以上 |
どれを使うか基準がないと選びにくいですよね
ポイントはキリがいい期間で設定することですよ
日足は【5・25・75・200】
日足チャートのキリがいいおすすめ期間は5・25・75・200です。
期間 | 特徴 |
5 | 月曜日から金曜日までの1週間の市場が開いている時間 |
25 | およそ1ヵ月に該当 |
75 | およそ3ヵ月に該当 |
200 | 1年に該当(休日を除くと市場が開いているのは200日前後) |
週足は【13・26・52】
週足チャートのキリがいいおすすめ期間は13・26・52です。
期間 | 特徴 |
13 | およそ3ヵ月に該当 |
26 | およそ6ヵ月(半年)に該当 |
52 | およそ1年に該当 |
この移動平均線を引くことによって、長期的な目でトレンド分析をすることができるようになります。
その他【10・20・21・40】
10や20などの期間は市場が1週間に開いている5日の倍数なので、移動平均線の期間に設定しているトレーダーが多くなっています。
じゃあ21はなんですか?
フィボナッチについての説明を思い出してみてください
フィボナッチの黄金比に21は含まれていて、専門家も投資家も注目する数字となっているのです。
フィボナッチについて詳しく知りたい方は「XMでフィボナッチを活用!MT4・MT5の使い方から削除まで」で説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。
XMの移動平均線の種類
移動平均線には4種類あります。
移動平均線の種類 | 特徴 |
SMA単純移動平均線 (simple) | 最もポピュラー。指定期間の終値を平均した線。 値動きの激しい時間でも影響を受けずにトレンド方向を判断できる |
EMA指数移動平均線 (exponential) | 最も使用されている。直近価格を2倍にし合計して期間で割る 直近価格に影響を受けるのでトレンドの転換を早めに確認できる |
SMMA平滑移動平均 (smoothed) | EMA指数移動平均線をより高性能にしたもの 動きが緩やかになっている |
LWMA線形加重移動平均 (linear weighted) | 直近の値×最大割合。対象期間を遡るごとに割合を下げて計算。 緩やかな相場向きで急変や安定した横ばいには向かない |
どれが1番使いですか?
コレってのは決まってないですね!単純移動平均線と指数移動平均線を使う人が多いです
基本的に移動平均線は1種類だけで使うのではなく、複数の線を組み合わせて使います。
最も直近の移動平均線が欲しいのか、またはただ平均線が欲しいのか自分の希望に合わせて表示させる線の種類を選ぶことをおすすめします。
移動平均乖離率
移動平均線と併用できる移動平均乖離率も覚えておきたいインジケーターです。
移動平均乖離率はチャート下部に表示され、現在の価格と移動平均線の離れている比率を知ることができます。
例えば直近5日の終値のデータがあるとします。(※月日と値段はあくまでも参考例です)
4月1日:410円
4月2日:418円
4月3日:423円
4月4日:430円
4月5日:433円
移動平均線の値は【410+418+423+430+433÷5】で423円です。
4月6日にまた直近5日分の移動平均線の値が出ますよね。毎日出る移動平均線の値と今の価格の差の比率のことを移動平均乖離と言います。
4月5日だと終値が433円なので【433-423÷423×100】で計算され乖離率は2.36です。
乖離率は【(終値÷移動平均線の値)÷移動平均線の値×100】で計算します
ただひとつ注意点があります。乖離率のインジケーターを表示させたくても、MT4・MT5に見当たらないはずです。
実はMT4・MT5には移動平均乖離率のインジケーターが標準装備されていません。
分析のために必要な時は無料でダウンロードできる移動平均乖離率のインジケーターはたくさんあるので、お好みのものを入れて使ってください。(XMの公式サイトを見てみる)
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XMの移動平均線を活用した取引
では実際にチャートに移動平均線を引いて取引をする時の活用法をご紹介します。
今回ご紹介するのは
- 移動平均線の方向でトレンド傾向・売買シグナルを分析する方法
- 移動平均線の抜けから売買ポイントを分析する方法
- 移動平均乖離率から勝率の高いトレードをする方法
- グランビルの法則買い・売り全8パターン
- パーフェクトオーダーの判断方法
の3つです。基本的な移動平均線を使った分析方法なので、覚えておくと取引に活用できますよ。
トレンドと売買シグナルを分析
基本の移動平均線の方向からトレンド傾向や売買シグナルを読み取る方法です。
短期的に見ると上昇トレンドや下降トレンドがありますが、長期で見ると緩やかな値動きです。
売買シグナルを読み取る時は単純に上昇トレンド=買い・下降トレンド=売りと判断します。
5分足じゃトレンドの方向が分かりにくいですね
短い時間足はトレンド方向が掴みにくいからおすすめできません!1時間足や4時間足の長い時間足を活用してみてください
ゴールデンクロスとデッドクロス
移動平均線の抜けからも売買シグナルを読み取ることができます。
価格が移動平均線の上から抜くか、下から抜くかで売買シグナルを確認してください。
ゴールデンクロス・デッドクロスは騙しが多いって聞きますが大丈夫ですか?
それは確かですね!でも交差角に注目してみてください。交差角がきついほど信頼性が高いですよ
上方乖離と下方乖離
移動平均線を引いたチャートと移動平均乖離率を並べて表示させ乖離度合いを見ることで、売買シグナルを予想する材料になります。
移動平均乖離率の真ん中の・・・で引かれているラインが0でその時点の移動平均値です。
移動平均値よりも上なら上方乖離、下なら下方乖離です。
価格が移動平均線から上に離れた上方乖離の時は売りシグナル、下に離れた下方乖離の時は買いシグナルとなります。
緩やかなレンジ相場では乖離率が横ばいになって活用できません
グランビルの法則
アメリカのアナリストであるジョセフ・E・グランビルさんが考案したグランビルの法則では、移動平均乖離率を使って売買のパターンを判断します。
基本的に数日~数週間のトレードなら1時間足・4時間足で期間は200の設定がおすすめです。
グランビルの法則買い4パターン
①新規の買い
下向きだった移動平均線が水平になりそうなポイントに注目します。
レートが上昇して移動平均線より上になる上抜きをした時が新規の買いのシグナルです。
②押し目買い
上昇中の移動平均線で一時的にローソク足が下抜けした時、レートが下がっていても移動平均線が上がっていることが条件です。
レートも再度上昇する可能性があるので、グランビルの法則では押し目買いのシグナルという見方をされています。
③買い増し
上昇中の移動平均線の上にローソク足がある状態に注目します。
一旦レートが下降・横這いになったものの下抜けせずに再上昇すれば、そこがポジションの買い増しのシグナルです。
ダウ理論と類似していることを根拠に考えだされた法則です。
④短期の買い
移動平均線もレートもどちらも下降中の場面で、明らかに大きな乖離が発生したら短期買いのシグナルです。
その後のチャートを見ても分かるように、結果的に移動平均線の方向にローソク足が戻っていくことが多いことが根拠になっています。
グランビルの法則売り4パターン
①新規の売り
上昇中だった移動平均線が横ばいまたは下降する時、ローソク足が下降して下抜きをしたら新規売りのシグナルです。
移動平均線が長期間横這いをした後にローソク足が下降し下抜きをした場合も新規の売りシグナルと判断します。
②戻り売り
下降中の移動平均線の途中で、一旦ローソク足が上抜けをした時が戻り売りのシグナルです。
ローソク足が上昇をしたとしても、移動平均線が下降している時はその後また再下降する可能性が高いことが理由になっています。
③売り乗せ
下降中の移動平均線の途中で、一旦ローソク足が移動平均線に近くなったとしても上抜けすることなく再び下降すると売り乗せのシグナルです。
買い増しと同じくダウ理論が根拠となって考えられた法則となっています。
④短期の売り
移動平均線もレートもどちらも上昇中の場面で、明らかに大きな乖離が発生したら短期売りのシグナルです。
その後のチャートを見ても分かるように、結果的に移動平均線の方向にローソク足が戻っていくことが多いことが根拠になっています。
パーフェクトオーダー
移動平均線は短期・中期・長期の3つを表示した時に、決まった順番で同じ傾きをするパーフェクトオーダーが発生することがあります。
下降トレンドの場合は下から順番に短期・中期・長期で並んでいます。上昇トレンドの場合は反対で、長期・中期・短期の順番です。
赤い短期線が黄色の中期線を下抜けた時が売りエントリーのタイミングです。
その後はきれいにトレンド方向に沿って3つの線がなれんでいるので、トレードの勝率が高いと判断できます。
移動平均乖離率と組み合わせると分析効率がより高くなりますよ
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XMで使える移動平均線のまとめ
今回は「移動平均線が重要!XMでトレンドやシグナルを読み取る方法」について紹介しましたがいかがだったでしょうか?
XMでは移動平均線は簡単に表示させることができます。
ただ、移動平均乖離率は標準装備されていないので自分で無料のインジケーターでいいのでダウンロードして活用してください。
設定に関してはこれが1番というものはありません。自分のトレード手法などのスタイルに合わせて設定して問題ありません。
トレンド分析や売買シグナルの判断が苦手な人でも、移動平均線が使いこなせるようになればXMのトレードが充実するはずです。
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