考察で話題になったドラマ「あなたの番です」でも登場したフィボナッチ。犯人を示していたことで、興味を持って調べた人も多かったようです。
数学は苦手だ~!と思った人もいると思いますが、XMではMT4・MT5に装備されているので設定をするだけでフィボナッチを表示させることができます。
そこで今回は
- フィボナッチ・リトレースメントとは
- フィボナッチの種類
- フィボナッチの引き方・削除方法
など、フィボナッチ・リトレースメントの言葉の意味「戻る・引き返す」を応用して、相場の動向を読み利益をあげる使い方をご紹介します。
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フィボナッチとは?
イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチが調べたフィボナッチ数列のことです。本名はレオナルド・ダ・ピサといいます。
図を見ても分かるように1つ前の数字+2つ前の数字を足していくことでできる数列のことです。
他にもヒマワリの種・松ぼっくり・バラ・タコの足・象の鼻など自然や生き物に多くフィボナッチは存在しています。
- 1+1=2、1+2=3、2+3=5と1つ前+2つ前の合計になる
- すべての数字が1つ後の数字に対し0.618倍、1つ前の数字に対し1.618倍になる
- すべての数字が2つ後の数字に対し0.382倍、2つ前の数字に対し2.618倍になる
- すべての数字が3つ後の数字に対し0.236倍、3つ前の数字に対し4.236倍になる
特徴がすべて共通って凄いですね!
0.618倍や1.618倍などの倍率はフィボナッチ比率または黄金比と呼ばれているよ
XMでどう活用するのか?
XMのチャートにフィボナッチを引くことでどう活用できるのかというと、為替の動向を予想することができるのです。
チャートは上げ下げを繰り返しながら値動きを表示していますが、フィボナッチはその高値と安値の幅からこれからのレート予想を計算することができます。
フィボナッチ・リトレースメント
フィボナッチの代表であるリトレースメントは、相場は戻りや押し目を繰り返していることに着目した予想方法です。
サポートラインやレジスタンスラインでは多くのトレーダーがトレードに参加してくるので、取引量が増え節目となることが多くなっています。
上昇トレンドのチャートの中では38.2%が押し目となっています。
強いトレンドの時は23.6%と32.8%が押し目となり、トレンドが継続することが多いので覚えておいて下さい。
フィボナッチ・ファン
フィボナッチファンの活用方法としては、エントリーをする前の動向のチェックです。
伸びると思ったのに予想が外れた~!下降すると予想したのに反発して大きく動いた!などの、分析ミスのリスクをさげることができるようになります。
緑の線の時間帯にチャートを開いて安値からAの地点までフィボナッチファンを引きました。
この時点ではフィボナッチファンの61.8%より下抜けているので、これ以上の上昇は期待できないと判断しエントリーをせずに様子を見ると判断できます。
フィボナッチ・アーク
フィボナッチアークはリトレースメントと合わせて使う分析方法です。時間と値幅で表示をするので、線ではなく円で出てきます。
引かれた円からはレジスタンスやサポートになるだろうというタイミングが分かるので、チャートの動きがうまく重なればそこが大きな分岐になることがあります。
黄緑の〇から〇までの間にフィボナッチアークを引くと、円または半円で表示されます。
チャートはフィボナッチアークの38.2にすら届かず反発は起きていません。今はポジションを建てるタイミングではないということです。
フィボナッチアークを下値支持にチャートが動いていた時は、そのタイミングは反発と判断し買い注文となります。
フィボナッチアークはあまり有名じゃないですよね
単独ではそこまで実力がないマイナーツールだからリトレースメントと一緒に使った方がいいですよ!
フィボナッチ・タイムゾーン
フィボナッチタイムゾーンはある2つの時間を設定して、フィボナッチ数を使って分析をする方法です。
フィボナッチ数と相場が上昇する・下降する周期が深く関わっているというスタンスから、相場の分岐点や転換点を予想することができるようになります。
黄緑の〇で囲った2つの時間を指定してフィボナッチタイムゾーンを引くと、フィボナッチ数の黒いラインの周辺で価格変動が起こっていることが分かります。
このように相場の分岐となるポイントになりやすいことから、転換を予想しエントリーをすることができるようになります。
タイムゾーンも単独使用はやめた方がいいですか?
時間のみの分析だから併用するのがおすすめですよ!
フィボナッチ・チャンネル
チャンネルには経路という意味があり、フィボナッチの黄金比率を使い分析を行います。
その名の通りトレンドラインとチャンネルラインを使って、ブレイクした時にどこまで相場が伸びるかの予想することができる方法です。
今回は61.8%と100%の表示ですが、他にも161.8%・261.8%・423.6%まで表示することができます。
ラインをブレイクする動きがあった時は、売買のポイントと覚えておきましょう。
フィボナッチ・エクスパンション
上昇トレンドの時はどこで上昇が止まるのか、下降トレンドの時はどこで下降が止まるのか予想する時に使うのがフィボナッチエクスパンションです。
押しや戻りのポイントを掴むことで決済のタイミングの予想ができるようになります。
最初の波の始点と終点を結びさらに次の波の始点でフィボナッチエクスパンションを引いた時に、チャートが重なり反応を示している部分が利確の目標地点です。
上昇と下降の伸びの予想方法は?
61.8・100.161.8のラインの近くで3つ目の波が終わると言われています!この場合は161.8ですね
XMのMT4・MT5でフィボナッチを引く方法
どちらのプラットフォームにも機能として最初からついているので、新しくソフトのインストールなどは必要ありません。
MT4では挿入をクリックしてフィボナッチを選べば種類の一覧がこのように表示されます。
MT5は挿入→オブジェクト→フィボナッチ係数→種類を選択なので、少し手順が長いですがそれでもすぐにチャート上に表示させることができます。
MT4にはないフィボナッチチャンネルを使うことも可能です。
【各フィボナッチの引き方】
フィボナッチリトレースメント | 予想をしたい時の直前の動きの高値と安値で引く |
フィボナッチファン | 始点を決め希望の長さや傾きで引く |
フィボナッチアーク | 分岐点を知りたい範囲の始点と終点で引く |
フィボナッチタイムゾーン | 2つの時間を指定して引く |
フィボナッチチャンネル | 始点を決め希望の長さや傾きで引く |
フィボナッチエクスパンション | 最初の波の始点から終点 2番目の波の始点を引く |
フィボナッチエクスパンションはまず始点をクリックして決め、終点をもう一度クリックして1本目の線を引きます。
2番目の波の始点へは終点の時にクリックをして、そこから引っ張れば引けますが、クリックしたまま引っ張って引くことも可能です。
線の色を変える方法
XMのMT4・MT5の背景色は初期では黒に設定されています。
個人的に白が見やすいので白に変えていますが、黒に慣れている人はフィボナッチの線の色を見やすい色に自由に変えることができます。
フィボナッチを引いたら線をクリックして選択します。線の両端に□がついていたら選択できている状態です。
選択したまま右クリックをするとメニューが表示されるので、スタイルの右端をクリックしてカラーリストを開きます。
あとは好きな色を選択してOKをクリックすれば自動的にフィボナッチの線の色が変わります。
XMでフィボナッチを使って有利にトレード
XMでは全部で6種類のフィボナッチが引けるようになっていますが、基本的に使うのはフィボナッチリトレースメントです。
より詳しく分析をしたい人は、タイムゾーンやアークと併用してください。
引くのを間違えてしまったり、他の種類のフィボナッチに変えたい時はラインを選択した状態でバックスペースキーで簡単に削除もできます。
フィボナッチはその他のテクニカル分析との相性も抜群なので、自分に合った方法を探してみてください。
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